- TOP
- 読み物
- 生活・ライフスタイル
- 「好きなことが見つからない」大人へ——感性を取り戻す7つのヒント
「趣味は何ですか?」と聞かれて、答えに詰まってしまう。
休日に何をすればいいかわからなくて、気づいたらスマホをぼんやり見て一日が終わっている。「好きなことをしなさい」と言われても、そもそも何が好きなのかがわからない。
そんな感覚を持っている大人は、意外と多いのではないでしょうか。
「好きなことが見つからない」のは、意志が弱いからでも、感受性が乏しいからでもありません。多くの場合、忙しい日常の中で感性が少しずつ摩耗してしまっているだけです。
なぜ大人になると「好きなこと」がわからなくなるのか

子どものころは、好奇心のままに動けました。面白そうと思ったら触れてみる。やってみて楽しければ続ける。つまらなければやめる。それだけでした。
大人になると、そこにさまざまなフィルターがかかります。「これは仕事に役立つか」「お金になるか」「人に自慢できるか」「続けられるか」——そういった評価軸が先に来てしまい、純粋に「楽しいかどうか」という感覚が後回しになっていきます。
また、仕事や家事・育児で忙しい日々の中では、自分のための時間や感情を後回しにすることが続きます。その結果、「自分が何を感じているか」「何を楽しいと思うか」という感覚そのものが鈍くなってしまうことがあります。
感性を取り戻す7つのヒント
① 「役に立たないこと」をする
好きなことを探すとき、「何か役に立つことを」と考えてしまいがちですが、それが感性の回復を妨げます。意味がなくていい。生産性がなくていい。ただ「なんとなく気になる」「見ていると楽しい」という感覚を大切にしてみてください。
役に立たないことの中にこそ、純粋な「好き」が眠っています。
② 子どものころに好きだったことを思い出す
大人になって忘れてしまっているだけで、子どものころ夢中だったことは「好きの原型」を持っています。絵を描くのが好きだった、虫を集めていた、料理ごっこが好きだった、本を読むのが楽しかった——その記憶を手がかりに、現在の自分が楽しめる形を探してみましょう。
③ 「楽しい」より「楽」を先に探す
好きなことを見つけようとするとき、「楽しいこと」を探そうとすると力が入りすぎてしまいます。それよりも「なんとなく続けやすいこと」「やっているときに時間を忘れること」「疲れにくいこと」を探すほうが、自分の感性に素直に近づけます。
楽に続けられることは、好きなことである可能性が高いです。
④ 一人で行動する時間を作る
誰かと一緒にいると、相手の好みや期待に無意識に合わせてしまいます。好きなことを探すには、一人で動く時間が必要です。一人でカフェに入る、一人で美術館に行く、一人でどこかを散歩する——一人でいる時間に「なんとなく気になる」と感じるものが、感性のヒントになります。
⑤ 「続けられるか」を考えない
好きなことを探しているときに「これを趣味として続けられるか」「長く続けられるか」と先に考えてしまうと、始める前に終わります。まず試してみることが大切で、試してやめることは失敗ではありません。
「やってみたけど合わなかった」という経験も、自分の感性を知るための大切な情報です。
⑥ 誰かの「好き」に触れる
自分の好きなことが見つからないとき、他の人が夢中になっているものに触れるのは有効な方法です。友人が熱く語ること、SNSで誰かが発信していること、本や雑誌で特集されていること——自分とは違う「好き」に触れることで、「そういえば自分もこういうのは気になるかも」という気づきが生まれることがあります。
⑦ 「好きなこと」の定義を広げる
「好きなこと=趣味になるもの」「好きなこと=特技になるもの」と狭く考えすぎていませんか?好きなことは、もっと小さくていい。おいしいコーヒーを飲む時間が好き。植物を眺めるのが好き。特定のアーティストの音楽を聴くのが好き。それで十分です。
小さな「好き」を大切にすることが、感性を取り戻す第一歩になります。
「感性」を磨くことが精神的ウェルネスにつながる
精神的な豊かさとは、感情が豊かであること、自分の内側の声に気づけることです。「好きなことが見つからない」という状態は、感性が鈍くなっているサインでもあります。
焦らなくていいです。感性は急に戻るものではなく、小さな体験の積み重ねで少しずつ取り戻すものです。
まずは今日、「なんとなく気になる」という感覚を一つだけ大切にしてみてください。
こころの感性を取り戻したい方へ
サルーテでは、精神的な豊かさをテーマにした「精神」ジャンルのコンテンツを発信しています。
また、一宮のビレッジメンバーである芹川亜紀子さん(アーティスト・アール・ブリュット)など、感性を大切にして生きる専門家のインタビューもご覧いただけます。
👉 [プロフェッショナルたちを見る]