こんにちは、サルーテ編集部のライターです。
九月の朝、最寄り駅まで歩くと涼しい風が少しあたるのに、会社に着いた途端、会議室はまだ冷房ががんがん。
昼休みで外へ出れば、残暑の陽ざしでおでこがうっすらテカる——帰りの電車では口周りが乾燥で粉吹きして少しヒリヒリ。こんな“季節のはざま”の肌揺れ、心当たりがある方は多いはずです。
この記事では、その迷いを一度リセット。乾燥肌・敏感肌・混合肌・脂性肌の朝夜ルーティンを一つの流れに整理し、九月の生活に無理なくフィットする形にまとめました。

九月の肌が“ブレる”理由を先に理解する
日差しは夏ほどのピークからは下がるものの、ゼロではありません。
会社の窓辺や移動の車内でも、午後の光はじんわり肌に当たり続けます。いっぽうで室内は冷房の名残で乾きやすく、汗が引いた後の肌は摩擦に弱い状態。
つまり、同じ一日の中で「乾く時間帯」「テカる時間帯」「こすれて敏感になる時間帯」が入れ替わり立ち替わりに訪れます。だから“肌質は固定”と考えるより、自分の肌は一日のなかで小さくスイッチが切り替わると捉えたほうが、九月はうまくいきます。

まず決めておきたい手順
洗顔・保湿・日中ケアという三つの柱は、どの肌質でも共通です。
朝は短時間のやさしい洗顔でスタートし、化粧水で通り道をつくったら、乳液やジェル、あるいはクリームで“ふた”をします。日中はSPF・PA表示のあるアイテムを、顔全体にパール粒二個分を目安にムラなくのせ、外出が続く日は数時間おきに薄く足します。
夜はメイクや日中の汚れを落としたあと、朝より一段だけ“厚め”の保湿で終わる——この流れ自体はシンプルです。違いが出るのは、どの質感をどの部位にどれくらい使うかという配分。ここから肌質別の考え方に移ります。

肌質別の考え方
【乾燥肌】
朝の保湿を“軽く広く”、夜の保湿を“面でじっくり”が基本です。洗顔は泡を顔の上で転がす程度に短く終え、頬や口まわりの“つっぱりゾーン”には乳液のあとにクリームを薄く重ねます。マスクが触れる鼻すじや頬骨は帰宅後すぐに保湿でリセット。日中はテカリよりも“乾いて崩れる”ことが多いので、塗り直しはスティックやミルクタイプを点ではなく面に伸ばすイメージで。

【敏感肌】
こすらないが最優先です。洗浄はぬるま湯と低刺激の洗顔料で短時間、保湿はシンプルに二層まで。新しい化粧品は、週末に顔のすみで少量から。違和感が出たら攻めのアイテムはお休みにして、保湿だけの夜をつくり、肌の静かな日を増やすのがうまくいくコツです。日中ケアは軽いテクスチャーでムラなく、量だけはきっちり確保します。

【混合肌】
“塗り分け”がものをいいます。Tゾーンは軽いジェルや乳液を薄めに、乾きやすい頬は乳液の上からクリームをひとすべり。朝の仕込みで部位差をつけておくと、昼のメイク崩れが目に見えて減ります。拭き取りローションを常備するなら、使うのは皮脂が気になるところだけに限定し、頬は触れない、という線引きが有効。夜はTゾーンに軽いジェル、頬にはクリームという“二刀流”で寝ます。

【脂性肌】
回数や強さで皮脂と戦うより、“洗うのは朝晩二回まで”を守り、薄い保湿を続けるほうが早道です。テカリが気になったら、まずティッシュでやさしく押さえてから、乳液や日中ケアを薄く足す。日焼け止めや保湿は「毛穴詰まりを起こしにくい設計」のものを選ぶと、日中の不快感が軽くなります。夜はクレンジング→洗顔→化粧水→薄い保湿の順に整え、寝具や前髪の摩擦にも目を向けてみてください。
朝・夜の要点を“ひと目で”確認
肌質 | 朝の要点 | 夜の要点 |
---|---|---|
乾燥肌 | 短時間洗顔 → 化粧水 → 乳液 → 乾く所だけ薄くクリーム → 日中ケアは面で | クレンジング → 洗顔短く → 化粧水 → 乳液/クリームを面で重ねる |
敏感肌 | ぬるま湯+低刺激洗浄 → シンプル保湿二層 → 日中ケアは量を確保 | 低刺激クレンジング → 洗顔短く → 化粧水 → 乳液/クリーム、違和感日は保湿のみ |
混合肌 | 洗顔 → 化粧水 → Tゾーン軽く・頬厚め → 日中ケアをムラなく | クレンジング → 洗顔 → 化粧水 → Tゾーンはジェル、頬はクリーム |
脂性肌 | 洗顔は朝晩まで → 化粧水 → 薄い保湿 → テカリは“押さえてから薄く足す” | クレンジング(メイク時)→ 洗顔 → 化粧水 → 薄い保湿、摩擦源も見直す |
※日中ケアはSPF・PA表示のあるアイテムを、顔全体にパール粒二個分を目安にムラなく。外出が続く日は数時間おきに薄く塗り足します。
日中の過ごし方で差がつく小さな工夫
窓際の席で過ごす日は、ガラスを通りやすいUVAの影響を受けやすく、午前中の皮脂や摩擦で朝のUVケアも薄れがち。だから昼食後に日やけ止めをひと塗り重ねておくと、夕方の肌印象を穏やかに保ちやすくなります。
持ち歩き用には、手を汚さずに使えるスティックやスプレーが便利ですが、スプレーは近めの距離でたっぷり、フェイスラインと鼻横は指でなじませるとムラが出にくくなります。

ドライブが多い日は、車の窓側の頬や腕に意識して一塗り追加。外を歩くときは、帽子やサングラス、薄手の長袖を味方にすると、そもそも“塗る面積”が減って楽になります。汗をかいた日は、帰宅後にぬるま湯でさっと洗い流し、タオルで押さえるように拭いてから保湿へ。
こすらない、という行為一つで、翌朝の肌の穏やかさが違ってきます。
ルーティンが続く仕組みを先に作る
「どのくらい塗ればいいんだっけ?」と毎朝迷わないよう、ワンプッシュの量が決まるポンプ式にそろえると、手が止まりません。
玄関の手前に“塗り直しセット”を置いておくと、外に出る前に自然と手が伸びます。夜は洗面台にタオル・コットン・保湿を並べ、座ってできる動線に。週末に鏡の前で頬とTゾーンの様子を一分だけチェックし、翌週の配分を決めておくと、平日の迷いがさらに減ります。続けるコツは、完璧主義を手放して“昨日とほぼ同じことを今日もやる”に尽きます。

迷いどころを一段で解決する考え方
洗顔は回数よりやり方が大切。増やしすぎると必要なうるおいまで落ち、バリアが乱れてテカりやすく見えることがあります。朝晩2回を目安に、日中はオフしてから薄く足す、で十分です。
むしろ朝は短く、夜はていねいにのメリハリをつけ、日中のテカリはオフしてから薄く足すほうが整います。
乾燥で粉をふく日は、クリームを点ではなく“面”に薄くのばし、翌朝は軽い保湿で出発。混合肌でメイクが崩れる日は、Tゾーンの仕込みをより軽く、頬は厚く。新しい化粧品で赤みが出たらいったん中止し、肌が静まるまでは保湿中心に切り替えます。九月は“正解を一つに決めない”ほうがうまくいく季節。肌の声に合わせて、配分を動かしていきましょう。

一日のテンプレート
朝は、泡を転がすくらいの短い洗顔から始めます。タオルを顔に押し当てて水気をとったら、化粧水を顔全体に。続けて、Tゾーンは軽めのジェル、頬は乳液やクリームを選び、テクスチャーで差をつけます。最後に、日中ケアをパール粒二個分の目安でムラなく。家を出る直前に、鏡の前でもう一度のびを確認すると安心です。
夜は、落とす→洗う→うるおす→守るの順。メイクの日はクレンジングをていねいに、洗顔は短く。化粧水のあと、乾く部位には面でクリームをのばします。マスクのこすれが気になる鼻すじや頬骨は、寝る前にもう一度だけ薄く保湿。ベッドに入る前、スマホを手から離す“合図”を決めると、肌も心も静かに終われます。

九月の肌は“ちょっとずつの調整”で整う
暑さと乾燥が同居する九月は、肌質が一日のなかで小さく変わります。洗顔・保湿・日中ケアという芯を持ち、部位ごとに質感と量を変える“塗り分け”で、静かな肌時間を増やしていきましょう。完璧より継続。明日の朝も、今日とほぼ同じ順番で始めてみてください。肌の機嫌は、すこしずつ整っていきます。