【腸活でゆらぎ季節を乗り切る】食物繊維と発酵食品の取り入れ方

こんにちは、サルーテ編集部のライターです。
気温や湿度がゆらぐ9月は、なんとなくお腹の調子や肌のコンディションが崩れやすい時期。そんなときこそ腸をやさしく整える「腸活」が続けやすい相棒になります。本記事では、食物繊維と発酵食品の取り入れ方をやさしく解説。

なぜ「食物繊維+発酵食品」なの?

食物繊維は腸の掃除役+菌のごはん

食物繊維は小腸で消化されず大腸に届く成分。便通を整えるほか、食後血糖の上がり方や血中コレステロールの面にも良い働きが期待され、日本人は総じて不足ぎみとされています。水に溶けにくい「不溶性」と、水に溶ける「水溶性」のどちらもバランスよくとるのが基本です。

発酵食品=いい菌を入れる

ヨーグルト・納豆・味噌・漬物などの発酵食品には、乳酸菌・ビフィズス菌など腸内環境を整える微生物が含まれます。菌そのものと、菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を一緒にとる考え方は「シンバイオティクス」と呼ばれます。

ポイント:発酵食品+食物繊維を日々の食事で同時に取り入れると、腸にとってやさしい流れが作りやすくなります。

まずは“量の目安”を知っておく(日本の基準)

食物繊維の1日の目標量(日本人の食事摂取基準2025)

  • 18–29歳:男性 20g以上/女性 18g以上
  • 30–64歳:男性 22g以上/女性 18g以上
  • 65–74歳:男性 21g以上/女性 18g以上
  • 75歳以上:男性 20g以上/女性 17g以上
    (※生活習慣病予防の観点から当面の目標として設定)厚生労働省

合わせて、野菜は1日350gが推奨目標(健康日本21)。9月は“きのこ・いも・海藻・豆・果物”を組み合わせると、食物繊維を底上げしやすくなります。

9月版「腸活プレート」の作り方

1食の基本形(和でも洋でもOK)

  • 主食未精製の穀類を1品(雑穀米・玄米・オートミール・全粒パンなど)
  • 主菜:魚・肉・卵・大豆製品から1品(納豆・豆腐は“発酵&食物繊維の両輪”に相性◎)
  • 副菜野菜+きのこ+海藻を合計2小鉢以上(“白・緑・茶”など色を変えると偏りにくい)
  • 味噌汁(豆・きのこ・海藻をプラスして繊維を積み増し)
  • 発酵“追い”ヨーグルト/漬物/キムチ/ぬか漬けのうちどれか1つ

「食事バランスガイド(厚労省×農水省)」の考え方に沿うと、主食・主菜・副菜・汁をそろえるだけで、腸活の土台が自然と整います。農林水産省厚生労働省

シーン別:今日からできる「腸活の一皿」

朝(時短派に)

  • ヨーグルト+果物+オートミールを器に入れて混ぜるだけ
  • シンプルな全粒パン味噌スープを合わせるのも◎

乳酸菌・ビフィズス菌(プロバイオティクス)に、**オートミールや果物の食物繊維(プレバイオティクス)**を重ねる“シンバイオティクス使い”。

昼(外食・コンビニでも)

  • 雑穀おにぎり+海藻サラダ+豆腐や納豆の小鉢
  • サンドイッチなら全粒パン+野菜多め+ヨーグルトをセットに

夜(季節感をプラス)

  • きのこ+海藻+豆腐の味噌鍋/さつまいも+れんこんの温サラダ
  • 納豆+めかぶで“発酵×海藻”のコンビ

秋はきのこ・いも類が充実。香りや食感で満足感が出て、野菜350gにも届きやすい季節です。


「食物繊維」のタイプをかんたん理解

不溶性:ボリュームを作る

穀類・豆類・野菜・きのこに多く、便のかさを増やすタイプ。噛みごたえがあり、満足感にもつながりやすい。

水溶性:ゆっくり・なめらかに

果物・海藻・大麦・オートミールなどに多く、腸内で水に溶けて“とろみ”を作るタイプ。腸内細菌のエサにもなります。

どちらか一方に偏らず、未精製の穀類+野菜+海藻・果物を組み合わせるだけで、2タイプが自然にそろいます。


9月の「買い物メモ」

主食コーナー

  • 雑穀米/玄米/オートミール/全粒パン(未精製で繊維をプラス

野菜・くだもの

  • 秋の定番:きのこ(しめじ・えのき・舞茸)、さつまいも/かぼちゃ、れんこん、葉物
  • 梨・ぶどう・りんご(皮も上手に活用を)

発酵

  • ヨーグルト、納豆・味噌・漬物(塩分は表示を見てマイルドなものを)

食品表示の「食物繊維」欄をチェック。日本では栄養成分表示の推奨項目に位置づけられています(見やすさの参考)。


よくある質問

Q1. 1日にどのくらい食物繊維を目指せばいい?

成人の目標量は、男性で20–22g以上(年齢で差あり)、女性で17–18g以上が目安(食事摂取基準2025)。まずは野菜350g/日を合図に、穀類・豆・海藻・果物を足していくと届きやすくなります。

Q2. ヨーグルトだけでもOK?

OKですが、もっと良いのは「一緒にとる」こと。ヨーグルト(プロバイオティクス)+果物や大麦・オートミール(プレバイオティクス=菌のエサ)を同時にとる“シンバイオティクス”が実践的です。

Q3. お腹がゆるくなりやすい人は?

繊維を一気に増やすと負担になることがあります。少量からよく噛んで水分も一緒に。体調に合わせて調整し、つらさが続く場合は医療機関・薬剤師に相談を。

Q4. どんな野菜を選べばいい?

色と食感を変えるのがコツ。例:緑(葉物)+白(大根・ねぎ)+茶(きのこ)。温かい味噌汁・鍋にすると、量をとりやすいです。秋のきのこ・いも類は繊維が豊富で続けやすい季節の味方。


ちょっと専門メモ(読み飛ばしOK)

  • 日本の食物繊維の目標量は、最新のエビデンスや現状の摂取量を踏まえて2025年版で整理されています。18–64歳男性で20–22g以上、女性で18g以上など、年齢・性別で値が異なるので、無理のない範囲で“増やす方向”を意識してみましょう。
  • 食品成分表は測定法が更新され、低分子量水溶性食物繊維や難消化性でん粉も計上される方向に(AOAC 2011.25法)。市販の栄養計算や表示の数値が変わることがあります。

まとめ:9月の腸活は「かんたん・おいしく・同時に」

  • 発酵食品(プロバイオティクス)+食物繊維(プレバイオティクス)を同時にとる“シンバイオティクス”が続けやすい。
  • 食物繊維は年齢・性別で目標量あり。まずは野菜350g/日を合図に、未精製の穀類・豆・海藻・果物を組み合わせて底上げ。
  • 9月はきのこやいも類がとりやすい季節。鍋・味噌汁・常備菜で“美味しく積み増し”していきましょう。