「寝ても疲れが取れない」のは睡眠の”質”の問題。今夜から変えられる5つの習慣

毎日ちゃんと寝ているのに、朝起きると体が重い。 日中もなんとなくだるくて、夕方にはもうヘトヘト……。

そんな経験、ありませんか?

「もっと寝ればいいのかな」と思って早めに布団に入っても、なぜか翌朝もすっきりしない。じつは、この「疲れが取れない」感覚の原因は、睡眠の時間ではなく、睡眠のにあることがほとんどです。

この記事では、今夜からすぐに実践できる5つの習慣をご紹介します。難しいことは何もありません。まず1つだけ、試してみてください。

そもそも「睡眠の質」って何?時間との違いを解説

睡眠には大きく2種類あります。「ノンレム睡眠(深い眠り)」と「レム睡眠(浅い眠り)」です。

私たちは一晩の間に、この2つを約90分サイクルで繰り返しながら眠っています。学校の授業と休み時間を交互に繰り返すイメージ、といえばわかりやすいでしょうか。

疲れを回復させてくれるのは、主にノンレム睡眠(深い眠り)のときです。この時間帯に成長ホルモンが分泌され、体の細胞が修復され、脳の疲労がリセットされます。

つまり、8時間寝ていても、ずっと浅い眠りが続いていたとしたら、体は十分に回復できていないということ。「寝た気がしない」「朝から疲れている」という感覚は、まさにこの状態です。

睡眠時間を増やすより先に、深い眠りをちゃんと取れているかを見直すことが大切なのです。

睡眠の質を下げている意外な原因5つ

「最近ぐっすり眠れていないな」と感じているなら、日常のなかに原因が隠れているかもしれません。以下の5つ、心当たりはありませんか?

① 寝る直前までスマホを見ている

スマホやタブレットの画面から出る「ブルーライト」は、太陽光に近い波長を持っています。このブルーライトを夜に浴びると、脳が「まだ昼間だ」と勘違いして覚醒状態になってしまいます。

眠りを促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、布団に入っても頭が冴えてしまう……という状態に。

② 寝室が明るすぎる

同じ理由で、寝室の照明が明るいと脳が眠りに入りにくくなります。理想は、本がぎりぎり読めるくらいの薄暗さ(10ルクス以下)。天井の明かりをそのままつけたまま眠る習慣がある方は、ぜひ見直してみてください。

③ 室温が合っていない

暑すぎても寒すぎても、眠りは浅くなります。快適に眠るための室温の目安は、夏なら26〜28℃、冬なら18〜20℃前後程度。「なんとなく設定している」という方は、一度意識して調整してみましょう。

④ 入浴のタイミングが就寝直前

お風呂に入ると体が温まりますが、人は体温が「下がるタイミング」に眠気を感じる仕組みになっています。お風呂から出てすぐに布団に入ると、まだ体温が高い状態なので眠りに入りにくいのです。

入浴は就寝の90分前までに済ませるのが理想。シャワーだけの場合は30〜60分前を目安にしましょう。

⑤ 夕食後にカフェインや甘いものをとっている

コーヒー、緑茶、チョコレート、エナジードリンク——これらに含まれるカフェインは、摂取後3〜5時間ほど体内に残ります。夕食後に何気なく飲んだコーヒーが、夜中の眠りの浅さにつながっていることも。

また、糖質の多い甘いものも血糖値を上昇させ、眠りの質に影響します。夜は白湯やハーブティーに切り替えるのがおすすめです。

今夜からできる!睡眠の質を上げる5つの習慣

原因がわかったところで、今夜から実践できる対策をご紹介します。5つすべてを一度にやろうとしなくて大丈夫。まずは「これならできそう」と思うものを1つ選んで始めてみてください。

習慣① 寝る1時間前には、スマホを遠ざける

一番効果を実感しやすい習慣です。「完全にやめる」ではなく「寝る1時間前からは見ない」という小さなルールから始めましょう。スマホを寝室の外に置くだけで、自然と見なくなります。

習慣② 寝室の照明を暗くする

寝る30分前から、寝室の照明を暖色系の間接照明や豆電球に切り替えてみましょう。照明の色は、昼白色(青白い光)より電球色(オレンジ系の光)が脳をリラックスさせやすいです。

習慣③ エアコンで室温を整えてから布団に入る

「布団に入ってから調整する」より、「布団に入る前に部屋を快適な温度にしておく」のがポイントです。タイマー機能を使って、起きる少し前から部屋を適温にしておくのもおすすめです。

習慣④ 湯船に浸かるなら、就寝90分前までに

忙しい日はシャワーになりがちですが、湯船に浸かると深部体温がしっかり上がり、その後に体温が下がるタイミングで自然な眠気が訪れます。週に2〜3回でも効果を感じやすくなります。

習慣⑤ 夜のカフェインをやめて、白湯かハーブティーに

夕食後の一杯をハーブティー(カモミールやリンデンなど)や白湯に変えるだけで、体がリラックスしやすくなります。「食後のコーヒーが習慣」という方は、まずデカフェに切り替えるところから始めてもOK。

まとめ——「眠れている」と「回復できている」は、別の話

睡眠時間は十分なのに疲れが取れない場合、原因は睡眠の「質」にあります。

  • スマホ・照明・室温・入浴・カフェインという5つの要素を見直すだけで、眠りの深さは変わります。
  • 深い眠りが増えると、朝の目覚めが変わり、日中のだるさが減り、肌の調子にも変化が出てきます。

今日からできることは、たった1つで十分です。「これならやれそう」と思ったものを、まず今夜試してみてください。

体の内側から疲れをリセットしたい方へ

睡眠の質を習慣で整えることと同時に、体そのものの緊張をほぐすことも大切です。

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毎日の習慣に加えて、月に一度のサロンケアを取り入れると、疲れを溜め込まない体づくりがより実感しやすくなります。